デジタル一眼レフ (DSLR) の普及により一眼レフカメラがとても身近なものになって来ました。運動会でも一眼レフで撮影しているパパ、ママを多く見かけるようになりました。私自身は第一子の誕生をきっかけにデジタル一眼レフを購入し、楽しみながら撮影を覚えて行きました。プロとはまた違った目線での撮影テクニックを紹介できたらと思っています。
今日は「運動会で撮影した写真」を使って、セッティング、設定などを解説したいと思います。Canon(キヤノン)の一眼レフを良く使用するので表現等、Canon(キヤノン)寄りになると思います。
カメラ: Canon(キヤノン) EOS kiss X5
レンズ: EF-S55-250mm F4-5.6 IS II
三脚: なし
モードダイヤル | M (マニュアル露出) |
絞り | F5.6 |
シャッタースピード[s] | 1/250 |
焦点距離 | 250mm |
ISO | 100 |
AF フレーム | 中央一点 |
AF モード | AI サーボ |
ドライブモード | 連続撮影 |
測光モード | 評価測光 |
ピクチャースタイル | スタンダード |
ホワイトバランス | マニュアル 1 |
内臓ストロボ | 非発行 |
シャッターボタン/ AE ロックボタン | AE ロック/AF ([*] ボタンでオートフォーカス) |
ファームウェア | 別途、「Magic Lantern」インストール |
走り出す前に 「AF フレーム」の中央を被写体の目に合わせ、AF ボタンを押しピントを合わせる。
走り出したら、「AF フレーム」の中央が被写体から外れないように追尾する。
カメラで追尾しながらシャッターボタンを押し、連射で撮影する。
もし、初めてのかけっこの撮影だったり久しぶりに一眼レフを使用する場合は自分の子供の番に来るまでの組を利用させて頂いて練習すると良いと思います。「もし一組目だったら、、、」ちょっと焦ります。他の競技でコツを掴んでおくことになると思います。「前日までに練習しておいたからバッチリ !」と油断する事なかれ。当日、うまくポジショニングできずに前の人が邪魔になったり想定していた構図で撮れなかったりする場合もあります。
レンズをズームさせるとちょっとした動きで被写体がフレームから外れてしまったりもします。
ポイントは、AF フレームを「中央一点」またはもし被写体を中央からずらしたい場合は任意の一点に固定することで被写体を捕まえます。加えて連射機能を使って確率を高めます。露出はマニュアルかシャッタースピード優先(Tv)でシャッタースピードから決めて行くと良いと思います。今回は保育園児のかけっこだったので 1/250 秒にしてみました。もし小学生のかけっこであれば 1/500 秒くらいを目安に試し撮りをしてみて決めると良いと思います。シャッタースピードを速くするほど被写体の動きを止めることが出来ます。その分、光が撮影素子に当たる時間が短くなるので絞りを広げるか ISO を上げて露出をコントロールします。ISO は上げ過ぎるとノイズの原因になるので注意が必要です。今回使用した「EOS kiss X5」では上限 1600 を目安にして余程でない限りそれ以上は上げないようにしています。実際屋外の運動会では皆既日食でも起こらない限りそこまで上げる状況にはまずならないと思いますが、、、
ピクチャースタイル、ホワイトバランスなどはオートではなく何かに固定(例:ピクチャースタイルをスタンダード、ホワイトバランスを晴れ)しておくと出来上がりに統一感はでます。(オートは、撮影シーンに応じて、色合いを調整してくれ便利なように思われますが逆に言うと一枚一枚色合いが変わる可能性はあります。)
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18mm はワイドに撮影できるので大切な思い出の集合写真。200mm では離れた被写体を撮影することが可能です。お子さんの野球、サッカー、運動会等屋外のイベントで使いやすレンズの一つです。
⇒またこのほかの、「EOS 80D」、「EOS 9000D」、「EOS Kiss X9i」など、APS-C サイズの一眼レフにおすすめのレンズを、⇒ こちらでランキングにしてまとめてあります。
今回は「AI サーボ」と連続撮影(連射)を利用してみました。 走る被写体を撮影するときによくこの組み合わせで撮影しています。車や飛行機などある程度一定方向に進む被写体には、シャッタースピードを「1/60」位に設定して、いわゆる「流し撮り」にすると動いているスピード感が出るように思います。かけっこは上下の動きが入るので流し撮りをすると上下の動きにブレがでます。連射でバシバシ撮影すれば中にはうまく撮れるものもあると思います。あちこち動き回るスポーツの撮影にはマニュアルフォーカスで被写体を追っていくのもありかなとも思います。
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